大学生麻雀雑記

麻雀好きな大学生が色々と書いていきます

麻雀牌について

近況

 梅雨の季節がやってきた。雀荘でケムくなった服を洗濯して外に干していたら、再度自然のすすぎが無断で行われた。雨が降ると大学に行くのも億劫になる。梅雨の季節は勘弁してほしいものだ。

 さて、麻雀を打っていると、牌について少し考えるようになってくる。「麻雀牌」と一口に言っても、いろいろな種類のものがある。いくつか紹介してみよう。

 

 

練り牌

 プラスチック牌とも言う。一般に麻雀牌といえばこれのことを指すのではないだろうか。

 

麻雀牌 『役満 鳳凰』

麻雀牌 『役満 鳳凰』

麻雀牌 『役満 鳳凰』

 

 

 上に記す画像は任天堂が販売している上等な練り牌である。余談ではあるが、今でこそ任天堂はゲーム会社として名を馳せているが、創業当時は花札や麻雀牌の製造を生業としていた。そのため任天堂製の花札やトランプ、麻雀牌と言えば高級品として有名である。(https://japanese.engadget.com/2016/05/08/1/

 さて塗牌であるが、これといった特徴は無い。良く言えばクセがないため万人に使いやすい。全自動卓で使用されるのもこの種類であり、牌の中に鉄片や磁石を埋め込み、磁力によって牌を整列させている。「麻雀牌を買いたい!」となれば、練り牌を買っておくのが無難であろう。

 

竹牌

 先に紹介した塗牌とは少し異なる「竹牌」も存在する。牌の背の部分が竹でできているのだ。練り牌と大きく違う点として、

・湾曲している

・背の模様(木目)が異なる

といったことがあげられる。

湾曲

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並べると少しずつ曲がってゆく

  牌自体が少しずつ湾曲しているため、整列すると画像のように大きな円を描こうとする。これの利点としては、山を積もうとするとわかるのだが、一瞬浮かせる時にとても安定する。問題は、背が曲がっているため、上の牌が非常にこぼれやすい。

模様

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印南にしかわからない

  素材が竹でできている以上、どうしても模様に差が出る。よって、覚えようとすれば見分けがつくのかもしれないが、一般人にはまあ無理である。ガン牌の達人銀次か、ポン中の印南を連れてくるしかあるまい。

ワシズ牌(透明牌)

 「アカギ」を読んだ人なら、一度は思ったことがあるだろう、「(血は賭けないで)ワシズ麻雀やってみたい......。」自分もアカギは大好きである。本作では明らかに特注の透明牌、意外とあっさりとネットで売っている。

アトツーネット 透明麻雀牌【透明牌】麻雀 新バージョン [セット 目隠し袋 + 黒手袋4人分+点数表付] 1種4牌のうち3牌が透明な特殊牌 標準サイズ 発送重量1.6kg

★数量限定★近代麻雀公式”アカギ”鷲巣麻雀牌

 画像のように本家と、本家に似た商品があるが、機能は全く同じである。

 この透明牌、自分も気になり購入してみた。開封して思ったのは、「本当に透明だ!」という至極当たり前のことである。鷲巣卓のように専用の机はないため、袋に牌を入れて代用することとした。実際に友達を呼んでプレイしてみたのだが、やはり楽しい。が、見えるがゆえに考えることがかえって増えてしまい、東場を回すだけでもヘトヘトである。

 

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透明でかっこいい

 この牌の問題点は一つだけ。横からほとんど見えない。

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......?

 対面の手牌は何の問題もなく見えるのだが、上家下家の手牌は全然確認できない。上の画像が同じ5索とは分からない。「ちょっと手牌見せて」などと普段の麻雀では考えられないようなお願いが飛び交う始末である。

 だが問題点はそれだけで、対局中はまるでアカギになったかのように思考を巡らせ、相手を引っ掛ける。原作ではほとんど常に綺麗に理牌されていたが、現実では黒牌(透けていない牌)の置き場所はランダムである。本気で相手の手を読みにかかると何通りあるやら......。普段なら40分程度で回るのだが、一半荘を終えるのに優に二時間はかかった。

 

 

 今回は一般的な牌として練り牌と竹牌を、珍しいものとして透明牌を紹介した。ぶっちゃけてしまうと練り牌一セット持っていれば麻雀ライフに何の支障もない。しかし、昔ながらの竹牌や、特殊な透明牌には、なんといってもロマンがある。麻雀が好きで少し趣向を変えて打ちたくなった人は、色々な牌を試してみるのもいいのではないだろうか。