あるある?フリー麻雀での失敗談
読書
最近あまりに残暑が厳しく、外に出るのも億劫なので家の中で本ばかり読んでいる。最近面白かった本は宮崎幸治の「ケーキの切れない非行少年たち」である。ケーキを三等分できない写真が印象的で、一時期話題になっていた。簡潔な内容としては、「認知の歪みが結果として犯罪を引き起こす」ことに焦点を当てた話だ。非常に面白い本なので、麻雀の合間の休憩にでも読むことをお勧めする。
雀荘での失敗談
さて、最近活動する場所は、暑いからと専ら室内である。当然麻雀の頻度が高いのだが、なぜだがここ数週間目立ったミスが多い。ので今回は、「雀荘での失敗」をテーマに、反面教師となるよう自らの失敗談を書こうと思う。
チップの渡し間違い
自分がよく行く雀荘では、100、500、1000でそれぞれ小チップ、大チップ、カードのように分類されている。そして祝儀は一発裏赤の鳴きありで発生するので、結構チップの受け渡しの機会が多い。そしてツモの時などは卓上に点棒とともに割とごちゃっと置かれるので、確認もあまり厳重とは言えない。
そしてとある日、上家がリーチ平和をツモり上げ、裏が一枚で1300-2600の一枚オールとなった。その時、自分のカゴの中にはカードが数枚と大チップが一枚。小チップと大チップの両方があれば、大きさで簡単に判別できるのだが、当時その雀荘には通い始めたばかりだったので一枚だけではぱっとわからない……。あろうことかその大チップを小チップだと勘違いして渡し、受理されてしまったのだ。先ほども言ったが卓上は少々ごちゃつく。「4枚お釣り下さい」といわなければ、こういったミスは案外拾ってもらえない。
次の局で祝儀が発生したときに間違いに気づいたがすでに遅し、4枚分の損となってしまった。
ノーテンリーチ
これは雀荘か家かを問わず何回やってしまったか……。しかもこれをするときに限って良い手なのである。7巡目くらいに以下のような手で聴牌した。
平和一通赤の高打点で待ちの良い手である。3萬を抜き、嬉々としてリーチをかける。ツモれば3000-6000の一枚からだなと内心にやつきながら手牌を確認すると、なにやらおかしい。河を確認すると不思議だ、2萬が切られている。なんてことはない、隣の牌を間違えて抜き打ってしまったのだ。
全力で誰かの和了を願う。頼む!前回は何とかなったじゃないか!!
だが現実は非情、だれもアガらず流局となる。死にたくなるような気持ちで「ノーテンです」と手牌を伏せる。決めにより4000オールを支払い、2着から一気にラスへと転じたのであった。
焦って待ちが分からない
雀荘に通い始めたといっても、初めての雀荘からまだたったの二年ほどであり、ゴリゴリの新参者である。打牌スピードや点数申告など、100%慣れて出来るようになったと言えば嘘になる。以前、こんな手牌構成になった。
染め手に行こうかとしたが、鳴けずツモれずで索子が埋まり聴牌。さてリーチに行こうとしたが、情けないことに何切って何待ちかがぱっと理解できない......。「すみません」と言って同卓者に待ってもらうも視線が痛い。おそらく同卓者は特に何も思っていなかっただろうが、自分で勝手に焦っていた。(一周する間に落ち着いて考えよう.....)と、ぱっと見一番広そうな8pを切ってリーチを先延ばしに。
さて待ちは......2p3pのシャンポンがまずわかりやすい、次に14p、7pはありそうでないのか......とない頭を振り絞り考える。対面から7pが出るが、焦ってリーチをかけていれば当たっていたかもしれない。危ない危ないとツモってきた牌は2p、一発ツモ牌......。
どれかを切ってのフリテンリーチなども一瞬考えたが、たかが4面待ちが分からない者にさらなる多面張が瞬時にわかるはずもない。ただのツモのみ300、500。手牌を開けるのがあんなに恥ずかしかったことはない。(ちなみに3p切ってのフリテンリーチで12345678p待ちであった。分かるか!)
雀荘でのチョンボ
ノーテンリーチなどのチョンボは、結構メンタルに来るものがあった。全く自分の得にならないチョンボなど何になろうか......。(得になるチョンボをするつもりもないが)
あまり身近でチョンボをする人を見かけることが無い。こんなにミスをするのは自分だけだろうか......?と思ってしまったので、自分のtwitterアカウントにてアンケートを取ってみた。
アンケート内容は「雀荘でチョンボをした経験があるか?」というものだ。結果は、
なんと82%もの人が雀荘でのチョンボを経験していた。よかった、自分だけではなかった......。中には「チョンボは通過儀礼」という人もいた。ミスをして赤面したり、冷や汗を流すのは誰もが一度は通る道なのである。失敗をしても気を落とさず引きずらず、冷静さを失わないようにしたいものだ。