大学生麻雀雑記

麻雀好きな大学生が色々と書いていきます

牌の打ち方について

近況

 レポートに追われ、最近ほぼ麻雀を打てていない。なぜ理系の学部に入ってしまったのか。仕方ないので天鳳を打つが、親の倍満を食らいあっさりラスを引かされる.......特上卓からは落ちたくないものだ。

 さてネット麻雀を久々に打っていると、ゲームとリアル麻雀のギャップに驚かされた初心者時代を思い出した。今回はその中でも物理的な「打ち方」について書こうと思う。

 

 

 打ち方

麻雀牌を扱う技術

 まず断っておくが、麻雀において牌の扱いのうまさと技術については何の関係もない。ポロポロと牌をこぼす人がネット麻雀での強者だった例など何人も見てきた。ただ、牌の扱いが上手いのは長く牌に触れている証拠でもあるため、ある程度正の相関はあるだろう。

 例えば将棋について考えてみよう。NHK杯などで実況される名人たちの打ち様を見ると、一打ごとにピシリとなんとも小気味よい。所作に無駄がなく、洗練して見える。これが、親指と人差し指で駒をはさんで「ぺしっ」と打っていたらどうだろう。実際はどうであれ、(こいつ弱いんじゃないか......)と思ってしまうことは必須だろう。

 同じことが麻雀においても言える。雀荘に行っても大会に出てみても、一般に「強い」と言われる方々はみな一様に牌の扱いが上手い。強打でもなくただ置くのでもなく、流れるような動作で牌を切ってゆく。

麻雀牌の切り方

 一般的によく用いられる切り方「外切り」を紹介しよう。とてもシンプルで、かつ見栄えが良い。

 

 所作は動画に詳しい。一応文章でも簡単に説明する。

 まず、牌の背を人差し指で、腹を親指でつまむ。その後、牌を左回転させ、牌の背を親指で、腹を中指ではさむ格好にする。そのまま中指で河に牌を打ち出す。以上が外切りである。

 外切りの他にも「内切り」や「縦切り」などがあり、どれもオーソドックスな切り方なので、興味のある人はぜひ参考していただきたい。

tym19851002.com

 

練習

 以上に紹介した「外切り」は非常にシンプルではあるが、やってみるとスムーズに切るのは意外に難しい。練習あるのみである。大学に入学して先輩たちにボコられた自分は、見た目だけでも舐められないようにしようと思い、下宿で一人ジャラジャラと牌を扱う練習をしていた。今思い返しても明らかに努力の方向性を誤っているが、綺麗に牌を切れるようになったことはその後の麻雀人生において明らかに有益であった。

 打ち方ではないが、「山積み」も初心者と上級者で速度に差が大きく出る。現代では全自動麻雀卓が普及し、手積みで麻雀を打つことは減ってきている。しかし、学生の時分では手積みで打つことの方が圧倒的に多い。山を素早く積むことは技術の一つである。

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自動卓のようにサッと綺麗な山を積むのは難しい


 コツとしては、四麻なら17枚積むと決まっているので、両手に二枚ずつ取って並べる行為を3回、右手に三枚左手に二枚取って17枚にするといったようにパターンを固定してしまうことだ。一枚二枚......と数えて積むやり方では、「今何枚積んだっけ?」と忘れて数えなおすといった無駄な時間が発生することが多々ある。毎回することは同じなので、パターン化して体に覚えさせるのだ。これも、下宿で練習していたことの一つである。

 

綺麗に打つことは必須か?

 牌の切り方について述べたが、正直なところ切り方などどうでも良い。ただ、見た目がスマートなだけである。下手にうまく切ろうとして強打ぎみになったり、取りこぼしたりする人も多い。大切なのはスムーズに、場を乱さないように切ることであり、かっこよく切ろうとするのはそれができるようになってからである。

 ただ、練習して牌を綺麗に切れるようになると、また違った楽しさ、うれしさが生まれる。牌を一枚「タンッ」とうまく切れるだけでなんとも言えない達成感を感じる。興味を持った人はぜひ手元の麻雀牌で練習してみて頂きたい。