盲牌について【意味とその是非】
盲牌
「盲牌ができます」
......そんな人は最近あまり見かけない。もちろん自分も盲牌は全くできない。知り合いでもできる人はほんの一握りだし、共通していることは「親と麻雀を打っていた」ことである。すなわち、盲牌をする文化がある所で麻雀を覚え、かつ小さいときからの経験があるというなかなか狭い条件を満たしている人が「盲牌」できる人として自分の周りに存在しているのだ。
そもそも盲牌とは、牌を視認せずとも親指の感触だけでその牌の種類を判別するものである。視覚に異常のない人であれば、単に牌を見るだけでよい、わざわざ目で見ずに牌の種類に悩むなど何の必要があろうか?
盲牌のメリット
打牌が速くなる
盲牌の熟練者であれば、ツモってきた牌を視認する必要がない。故に、手牌に持ってくる間に打牌選択ができるし、ツモ切りなら一秒とかからない。わずかに数秒の差ではあるが、相手の考える時間を奪うという意味では有意である。
続きを読む禁麻中でも麻雀が打ちたい!
禁止
諸事情により(金欠)最近麻雀を打てない。金欠と麻雀の関連性は謎だが、とにかく打てないのだ。しかしそれでも、麻雀を打ちたいという気持ちはふつふつと湧いてくる。どうすれば?
天鳳
結局ここに帰ってくる。少し前あまりに調子が悪く放置していたアカウントをもう一度打とうと久しぶりにアプリを起動した。五段のポイント250/2000。もはや風前の灯、いつ4段に落ちるかといったところである。
久しぶりの特上卓、最近東風のレベルが相当に高いと聞くので尻込みし、東南戦に予約を入れる。周りは自分よりも少しレートが高い、勝てばオイシイ......と思いながら打つもあっさりラスを引く。喰い仕掛けを入れたところ、親のダマ12000に振り込んでしまったのだ。
あまりに苦しい発進、しかし1位2位で±0に戻せる!と意気込み、次の半荘へ。ここで久しぶりの奇跡が。
続きを読む近代麻雀2019年12月号
近代麻雀
近代麻雀12月号が発売された。今回の見どころについて書いていこうと思う。
押し引きの基本戦術
表紙をめくるといつも通りの戦術コラム。今回は「押し引き」に標準を当てた解説だ。非常に簡易化すると、相手のリーチ時にこちらが聴牌であれば押し、2シャンテン以下ならオリる、というのがこのコラムの趣旨だ。
ここまでは割と皆同じような発想になると思われるが、面白いのは1シャンテンの時の押し引きである。本コラムでは残る形を点数で評価し、押し引きを「計算」している。
麻雀は押し引きが非常に重要となるゲームなので、このコラムは大いに参考になった。
闇麻のマミヤ
闇麻のマミヤも5話に突入した。ようやく、主人公たるマミヤが勝負の場に到着!
だが持ち点は6400点、遅れてきた代償とはいえかなり厳しいスタートとなってしまう。さあどんな麻雀が......と思いきや、まだ卓に着かない。負けた時に払う金についてのゴタゴタがある模様。怒る相手にマミヤが驚愕の言葉を放つ......。福本作品あるある「交渉に時間をかける」、間延びという人もいるだろうが、個人的にこれはこれでリアリティのある緊迫感が描けていいと思う。
一八先生
「パロディが過ぎるため単行本化されない」と話題の一八先生第60話。今回は「北斗の拳」のパロディである。
中身を見る前に煽り文で笑ってしまった。
話題になってほしい!
でもなりすぎたら困る...。
お金はない、でも下げる頭は山ほどある...。
そりゃそうだ。話題になりすぎたら権利者からクレームがつく可能性が高くなる。パロディ漫画は読む分には面白いが、書く分には権利問題が微妙だ。近代麻雀で一番好きな漫画と言っても過言ではないので、連載中止にならないでほしい。
麻雀勝ち確システム
さて、今回驚いた戦術が載っていたのが、付録の「麻雀勝ち確システム」である。著者は山越貴広(やまこしたかひろ)さん、アマチュアながら、今年オーストラリアで行われた世界大会で3位になったという実力がある。
驚いた戦術とは、「山越リーチ」である。
ピンフ手を狙いに行って両面が二つ残り、先に両面をツモって単騎待ちになってしまうことはたまにある。ピンフ手なので連続系は多く、普通ならばダマにしてノベタンなどへの手替わりを待つ。しかし山越さんはここでリーチ。これが「山越リーチ」である。
このリーチのメリットとして、「1巡でも早く」リーチによって相手に好きに打たせなくさせることと、放銃したときに相手のメンタルを揺さぶることができることが挙げられている。あの手で2萬待ちをしてくる相手に、どう手牌読みしろと言うのか?
また、待ちは確かに少ないものの、チートイツと同じと思えばそれほど異常に少ないとは言えない。このリーチを打つのに色々と条件はあるだろうが、この「山越リーチ」は非常に面白い戦術である。
雀荘と法律【雀荘での麻雀は違法か?】
雀荘
昭和の全盛期から数は減ったと言えども、世間には至る所に雀荘がある。そして、ほとんどの雀荘では店によって異なる「レート」をのせて遊ぶ。しかし、ここで単純な疑問がわいてくる、「雀荘は法律的に大丈夫なのか?」
風営法
そもそも、雀荘は法律的にどう定義されているのだろうか。「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律」(いわゆる風営法)の中に、「この法律において「風俗営業」とは、次の各号のいずれかに該当する営業をいう。」という文言があり、
第二条 この法律において「風俗営業」とは、次の各号のいずれかに該当する営業をいう。一 キヤバレー、待合、料理店、カフエーその他設備を設けて客の接待をして客に遊興又は飲食をさせる営業三 喫茶店、バーその他設備を設けて客に飲食をさせる営業で、他から見通すことが困難であり、かつ、その広さが五平方メートル以下である客席を設けて営むもの四 まあじやん屋、ぱちんこ屋その他設備を設けて客に射幸心をそそるおそれのある遊技をさせる営業
と記載されている。
続きを読む麻雀における「流れ」についての考察
流れ
「一発ツモ!流れよし!」「3面張アガれず、流れ悪い......。」
麻雀愛好家には、麻雀中にこんな感想を持ったことが幾度となくあるだろう。「流れ」そのものを信じていようがいまいが、そんな気持ちになる。麻雀漫画を読んでいても、たいていの漫画には「流れを読む」だの「流れを引き寄せる」だのと言った言葉が並んでいる。周りの人はどう考えているのだろうか?
続きを読む「関西三麻」は最高【簡単なルール解説】
全自動卓でも出来てしまうイカサマ
三麻
先日、初めて関西三麻を打った。これまで記事にして来た「東天紅」はいわゆる関東三麻で、ツモが異常に強い。関西三麻は場所によって異なるが「ツモリ損」形式を採用しているところもあり、ツモ自体はそこまで強くはない。自分が打ったルールでは1000点単位で切り上げ、親と子で1:2に近づけるといった計算方式で行った。以下のルールに類似している。
沈みウマなどの存在により、一局清算では味わえない駆け引きなどを楽しめる。高打点で殴り合う大味の麻雀を好む人にはうってつけである。
さて、最近暇なときに「雀鬼」の動画を見ることが多い。好きな回は真・雀鬼17の「魂を受け継ぐ者」だ。終盤の三軒リーチを受けてのシーンは興奮すること間違いなしである。こういう動画を見て思ったのが、(自動卓でも出来そうなものがあるな......)ということである。
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